車中泊を始めたい方へ(2)

旅行
記事内に広告が含まれています。

YouTubeをみて心がわくわくしてくる車中泊。やってみたいなぁと憧れている方も多いかと思います。
キャンピングカーがなくてもできるのが車中泊の魅力です。
今回は車中泊へ出かけるときの心構えをお伝えします。

車中泊に行くということは

気楽に出発して好きなところで寝て、自由気ままに行動できる車中泊。
しかし、自由と引き換えの大きな不自由があります。
最近は自由をはき違えて迷惑をかけている車中泊利用者もいるようです。

車中泊は隠密行動

車中泊をする場所にもよりますが、道の駅の駐車場などで夜をあかすのであればそれは隠密行動であると心得なければなりません。
できるだけ目立たぬように、ひっそりと車の中にいる。
決して車の外にベンチとテーブルを出してウェーイするものではありません。
テントが張れるようなRVパークやオートキャンプ場であればそれもいいでしょう。
しかしそれでも決してやってはいけないのが夜中にエンジンをかけることです。
エンジンをかけるとしたら、退場するときだけです。
私個人はあまり気にならないのですが、やはり静かな夜中に車のアイドリング音は耳障りなものです。
寒かったり暑かったりして夜中に車のエアコンを使わなければ耐えられないのであれば、そういう娯楽に手を出してはいけないのです。

不自由を楽しむべし

アウトドアの一環をなす車中泊ですが、快適な宿泊ができるわけではありません。
どちらかといえば不自由で決して楽ではないと思います。
ネットで探すと「〇〇すると快適」とか「△△の工夫でもっと楽に」などの記事が出てくると思います。
それはしないよりは快適、ないよりはましというレベルになると思わなければなりません。
そういう創意工夫をされている方はかなりの上級者。今までにいろいろな体験をされ、それなりにものを買い工夫をこらしている方がご厚意で情報を教えてくれています。
最初のうちはそれがなかなか思ったようにうまくいかなかったりします。
そんな時に「まあ、こういうこともあるさ」「これもまた一つの体験」と楽しむことが重要です。
自分で考える工夫は楽しいものです。
ネットで出てくるいろいろな先輩方の創意工夫を自分なりにアレンジしていくのが、一つの面白みにもなります。
そしてその不自由さを楽しむのです。
例えば車で食事をとるとなるとお弁当を買うにしても自分で調理するにしてもゴミが発生します。
ゴミは基本的に持ち帰ることになるので、社内でゴミと同居することになります。
匂いが出ないように防臭袋を二重にするとか、水分は吸水ポリマーを使うとか、置き場所も考えなければなりません。
そういう工夫をすることが楽しいと思えるのであれば、アウトドア向き・車中泊向きでしょう。

限界を心得よ

限界にチャレンジ・・・ということが美徳になる昨今。
車中泊をするときには限界にチャレンジはしないでください。
自分の得意なとこと不得意なことを見極めてください。
一つでも不安要素があればいったん、日を置き不安要素を解消します。
それが長く車中泊を楽しむコツです。
私は暑さは得意なのですが、寒いのは苦手です。
ですから冬は車中泊には行きませんでした。
お正月に決行した際も厳冬期用の寝袋を買い、ヒートテックなどの寒さ対策に注力しました。
その上で冬の車中泊を行いました。
タイヤがノーマルだったので、行き先々の天気は注意をして雪道に進むことがないように気を付けました。
事故を起こしては本末転倒です。いろいろな人に迷惑をかけてしまいます。
自分自身の限界、車の限界をちゃんと見極めて、そのうえで無理をしないことが重要です。
無理をすることはないのです。

これがOKなら次へ進もう

いかがでしたか?
今回は車中泊を行う上での心構えでした。
これが最低限だと思います。
自由を手に入れるために不自由とどこまで妥協できるか。
取捨選択を迫られることになると思います。
一人であちこち行くために暑さ寒さに耐えられるか、事故をおこさないために無理をしないか・・・。
人間性や倫理観が問われることになります。

でもそんなにビビらなくても大丈夫です。
できるかな?と思ったら身近なところから試してみればいいのです。
そのために次回は「お試しでもできる準備」についてお話ししようと思います。

タイトルとURLをコピーしました