岐阜県の郡上八幡へ行きました。ちょっとしたドライブです。
郡上八幡といえば郡上おどりですね。
また古い町並みも魅力的な場所です。
ただ、今回はちょっとしたドライブ。
なかなか街並みを散策することはしませんでしたが、その魅力に迫りたいと思います。
郡上八幡はこんなところ
郡上八幡と言われる地域は岐阜県の真ん中あたりにあります。
近くに日本の真ん中と主張している美並があるので、本当に真ん中あたりなのでしょう。
いわゆる郡上八幡は以前は郡上郡八幡町だったようですが、平成の大合併で「郡上市」となりました。
町の真ん中を吉田川が流れ、郡上八幡城を中心に古い町並みが谷間にある、古き良き日本をそのまま残したような町です。
観光客はとても多いのですが、街自体が古いため道路は狭く車ではちょっと行きにくいかもしれません。
私たちはそんな情報を知らなかったため、車で突撃してしまいました。
今日の目標は郡上八幡城
私も旦那もどこかに行こうとなったら城を目指すのが通例になっています。
今回も目標は郡上八幡城ということになりました。
私たちはナビのいうとおり、また係りのおじさんの手招き通りに進んでいったのですが、これがとんでもない道でした。
大型車はおそらく無理であろう山の中のグネグネした道をすすんでいきます。
幸いなのは一方通行であったこと。
ただ歩行者が多く、ガードレールもなく、曲がり切れるか不安になるカーブの連続・・・。
運転していた旦那はかなり神経をすり減らしたようです。
こんなに狭い道だとしっていれば登らなかった・・・。そんな愚痴がついこぼれてしまします。
しかし、なんとか登り切ったその先には素晴らしいものが待っていました。
郡上八幡城は山城
郡上八幡城は戦国時代からの歴史があるお城です。
といっても戦国時代は陣が敷かれた場所で、お城は別の山にありました。
この辺りは交通の要所であったのか、戦国武将の取ったり取られたりの舞台となります。
最終的にはこの郡上八幡城がある場所に城が築かれました。
典型的な山城といえるでしょう。
おそらく御殿が山裾に作られ城主はそこに住まい、警備のものが天守閣に常駐という体制を撮ったのではないでしょうか。
岐阜県のこの辺りは近くに大垣城があるのでいろいろな武将が関係しています。
歴史をみるとなかなか面白い場所ともいえます。
今では観光の目玉
郡上八幡といえば盆踊りが有名ですが、この街を見下ろす郡上八幡城もまた美しい姿で観光客を迎える場所と言えます。
お城は近年復元された模擬天守ですが、山の頂上にあるために近づきがたい、神々しく見える姿をしています。
模擬天守としては珍しい木造で、木造再建城としては最古だそうです。
城内は歴史博物館となっており、その城と町の歴史を知ることができます。
天守台まであがる階段がとても急で、いかにもな歴史に触れられます。
天守台は床がキュウキュウ鳴っており、なかなかの緊張感がありました。
(耐震工事は済んでいるので安心ですが)
お城の後は郡上八幡博覧館へ
お城に入るときにセット券を買っていた郡上八幡博覧館へ行きました。
街の歴史や様子を知ることができる、なかなか見ごたえのあるものでした。
また、時間になれば郡上八幡の盆踊の実演があり、これがまたなかなか面白いものでした。
かわいい職員さんが浴衣姿で、数曲踊りを披露してくれます。
有名な郡上踊りは一度始まると最後までノンストップだとか。
けっこう大変なお祭りです。
そのためか、踊りの輪からでるテクニックや疲れた時の踊りのテクニックなど、地元の人しかわからない情報も一緒に教えてくれます。
面白そうなので一度は見に行って、可能であれば参加したいお祭りです。
郡上八幡は街歩きも楽しい
郡上八幡といえば百名水にも選ばれた宗祇水や古い町並みの中を歩く街歩きが有名です。
街歩きをしていると宗祇水にもたどり着けます。
そんなに大きな町ではないので歩いて回るのはぴったりです。
吉田川が流れ、水路が発達していて町のあちこちで美しい水を見ることができます。
今回は人もとても多く、ゆっくり街歩きはしなかったのですが、ぜひ次はのんびり見て回りたいところです。
古いけれどとても整備された、観光にはぴったりの街並みです。
ぜひ、みなさんも郡上八幡に行ってみてはいかがでしょうか。