日本各地にある道の駅。私の趣味の一つに道の駅めぐりがあります。
道の駅めぐりの楽しみについてお伝えします。
道の駅について
道の駅とはどのような施設なのか、調べてみました。
道の駅について 国土交通省
これによると道の駅とは「道路利用者の休憩施設」であり「情報発信」の場であり「地域の連携機能」を持つ施設であるようです。
道路利用者の休憩施設
「道路利用者の休憩施設」がイメージとしては一番大きいのではないかと思います。
駐車場があり、長距離運転をしたときに休憩できる場所です。
私もドライブをしていて疲れた時にはコンビニか道の駅で休憩をとるようにしています。
どちらもリフレッシュを兼ねて少し体を動かしたり、コーヒーを買って飲んだりしています。
場合によっては仮眠をとることもあります。
私のドライブ旅には欠かせないものです。
ある一定時間続けてドライブをしているとどうしても体も気持ちも疲れてきます。
運転は楽しいものですが、それとともに緊張も強いられるものです。
人はずっと緊張状態でいられるものではありません。
その緊張の糸が切れる前に休む必要があります。
ですのでリフレッシュする機会は必ず必要になります。
個人的には配置に疑問を感じるところもあるのですが、道の駅の第一義として「休憩場所」があるのは必然でしょう。
情報発信
道の駅は「道路の状況の情報」や「地域の情報」を発信する重要な場所でもあります。
周辺の道路状況は実際に行ってみて初めてわかることも多いのですが、それを少しでも早く伝える場所が道の駅でもあります。
特に田舎にいけばいくほどこの機能は重要です。
細かな道路状況はドライバーにとっては気になるところだと思います。
また情報発信は道路だけではなく、その地域のものもあります。
その町の地図とともに観光地や歴史を紹介しているものも多く見かけました。
意外な歴史上の人物の名前を見て大きな日本の歴史にかかわる場所であることを知ったことも多々あります。
道の駅の情報発信力はまだまだこれからがありそうです。
地域の連携機能
道の駅には物産館が付随していることがとても多いです。
これはとても効率のいいやり方で、うまくいけばその地域の大きな収入源になります。
私も物産館を見るのはとても楽しみでよく買い物もしています。
新鮮な農産物がお手頃価格よりも安く手に入ることもあります。
多少の傷すら気にならないほどの新鮮さに思わずたくさん買いすぎたことも・・・。
地域の農家さんが直接納品するのを見て安心感を覚えたこともあります。
ほとんどの場所がその地域の方が支えているのでアットホームな雰囲気があります。
また、そのためかあまり商売に一生懸命ではないこともあって、もったいないなぁと思うこともあります。
もっと売り込めばいいのに・・・と思うほどいい品が揃っている場所もたくさんあるのです。
物産館だけではなく、すぐ近くに役場があったりイベント施設があったりと地域の中核施設としての役割を担っているのが道の駅のもう一つの側面であったりします。
道の駅の楽しみ方
道の駅の楽しみ方といっても大したことではありません。
のんびりとしながら物産館を見て買い物をしたり、一休みしたり。
しかし私のような「道の駅マニア」は道の駅に行くことを目的にしている事情があるのです。
スタンプラリー
道の駅では様々なスタンプラリーが行われます。
代表的なものが、全国道の駅連絡会のブロック道の駅連絡会が行っているスタンプラリーがあります。
道の駅 公式ホームページ スタンプラリー・道の駅カード
公式のスタンプラリーはそのためのスタンプブックを買い、道の駅に行くたびにスタンプを押していきます。
大体のスタンプは建物の中にあるので、道の駅のお店や情報棟が開いている時間に訪れる必要があります。
制覇するとステッカーと認定証がもらえるというものです。
私もこれに参加していて、スタンプブックを数冊持っています。
ドライブに行く先に合わせてスタンプブックを持っていき、機会があれば(優先的に道の駅には行きますが)スタンプをおしていきます。
こんなマニアックなことをしているのは私だけか・・・と思っていましたが、意外とスタンプを集めている人は多いようで、時にはスタンプ前に列を作っているほどです。
イメージの問題かもしれませんが、ライダーが多い気がします。
バイクだとドライブ目的にちょうどいいのかもしれません。
年齢層はまちまちですが、気合いれているのは中高年が多いかもしれません。
スタンプ台は乾きやすいので、インクを付けたらすぐにふたをするように気を付けています。
スタンプはその道の駅のマークだったり、その場所を象徴するものが刻んであったりとみると面白いです。
私の住む近畿地方は制覇したので、今は中部地方を攻めています。
私の場合は個人的な満足のために回っていますが、もちろんステッカーと認定証も欲しいので頑張っています。
また、その地域だけのスタンプラリーもあります。
最近はデジタルスタンプラリーが盛んで、スマホがあれば参加できる楽しいものもあります。
地域のスタンプラリーは道の駅だけでなく観光名所などをめぐるものもあり、一定数のスタンプを集めると抽選で賞品がプレゼントされたりします。
道の駅のインフォメーションなどにお知らせがあるので、ぜひチェックしてみてください。
切符
道の駅には切符が売られています。
1枚200円(場所によっては180円)です。
駅という名称にかけたものだと思うのですが、いわゆる硬券という厚紙でできた鉄道切符を模したものになっています。
表面に道の駅の名称、裏にはその道の駅や地域の特徴などがかかれています。
最近はやはり1枚200円の指定券というものも売られています。
どちらも記念品ですので、何らかの特典があるものではありません。
ただ、逆に記念品として一定の買い物をしなければ手に入れられない切符もあります。
また、金や銀色などのキリ番的なものもあるようです。
基本的にはその道の駅に行かなければ手に入れられないものです。
道の駅によっては切符を販売していないところもあるので注意が必要です。
私は前述のスタンプと切符を集めています。
道の駅切符は物産館のレジや事務所で売られています。
日付を入れることもできます。私は必ず日付を入れてもらいます。(ところによっては自分でスタンプを押してくださいと言われることもあります)
これもまた、コレクターは少ないのかな?と思っていたのですが、レジの方は慣れた調子なので買う方は多いのでしょうね。
道の駅カードやグッズ
それぞれの道の駅ではカードの販売やグッズを置いているところもあります。
また、国道ステッカーやキーホルダーなどの「道」に関するグッズがあるとこもあります。
私はこれに手を出すと際限がないと思い、集めることは断念していますが、一定のコレクターはいらっしゃるようです。
レジのまわりにおいてあったり、道の駅や道グッズを集めたコーナーがあったりしますのでちょっと気を付けて店内をみてみるとおもしろいかもしれません。
また、気合の入った道の駅であれば独自のグッズを作っているとこも多くあります。
こういうものを見ると地域おこしに熱心なんだなと応援したくなる気持ちになるから不思議です。
私は道の駅全体を応援しているので、できるだ何かしらの買い物をするようにしています。
車中泊における道の駅
道の駅での車中泊には議論があるところです。
一つには車中泊が宿泊ではないかという議論です。
道の駅は休憩施設で、もちろん時によっては仮眠も可能でしょう。
運転中の休憩は交通安全の観点からも必要だと思われます。疲れている状態で運転することは大変危険です。
私も疲れてきたらとにかく休憩する場所を探します。
早めに探しておかないと眠くなったりしたらとんでもなく危ないからです。
少しよけられるようであれば道路のわきに停まることもあります。
少し休憩してリフレッシュするとまた元気に走ることができます。
そういう意味から考えると道の駅の役割はとても大きなものです。
さて、では車中泊はどうでしょうか?
個人的には車中泊はありだと思っています。ただし、車中泊であれば、です。
私は見たことがないのですが、駐車場にキャンプで使うチェアやテーブルを広げてくつろぐ人たちがいるようで、これが批判の対象となっています。
確かにそれはやりすぎです。
車中泊というよりオートキャンプのようです。
車中泊は忍者のように誰にも気が付かれないようにしなければなりません。
そこに車が停まっているだけ、朝になって気が付くといなくなっている・・・そういうものだと思っています。
私の場合はその車中泊した道の駅で買い物をするので、いなくなるわけにはいきませんが、できるだけ早く撤収して普通の早く来た車になります。
車中泊をするときはできるだけ周りに配慮する必要があると思っています。
道の駅に車を停めて周りを散策したり観光地へ行けたら一番いいのでしょうが、無料で車を停められる施設ですので占有することはできません。買い物をしてできるだけ早く次の道の駅へ出発します。
道の駅は楽し
いかがだったでしょうか?
道の駅、行ってみたくなりましたか?
その土地の名物料理があったり工夫された美味しいものがあるグルメ天国であり、地域の歴史なども知ることができる施設であったり、いざとなればとても頼りになる存在です。
次の休みに道の駅に行ってみてはいかがでしょうか?
楽しい思い出ができるはずです。
そしてあなたもスタンプラリーに参加してみては?!