私の好きな花

私は花を部屋にかざったりしません。
切り花も植えたものも飾りません。
どうも植物には好かれていないようで、すぐ枯れてしまいます。
何か変な瘴気が出ているのかもしれません。

好きな花
1. 桜ではなく、梅
2. そして・・・れんげ草
今年も好きな花を見に行こう

好きな花

好きな花はなんですか？
あまり植物に好かれていないのもあって、好きな花がピンときませんでした。
薔薇・・・なんとなく押しが強い。きれいなんですが、私と合わない気がします。
カスミ草・・・そんなに控えめでもない。花のイメージはあっても花が思い浮かびません。
チューリップ・・・「私ほんとは大人なのよ」と言っている気がします。
ひまわり・・・ちょっと大きくて堂々としていて、押しが強そうです。
桜・・・人気がありすぎて、ちょっとつまらない。
どの花もきれいなんですけどね。私がピックアップして好きかというと、なんとなく違っている気がします。
で、桜を思って、連想で私の好きな花が思い浮かびました。
私の好きな花は・・・。

桜ではなく、梅

まず私の好きな花は「梅」です。
春の先を行く、寒さにも負けない凛とした姿がとてもすがすがしい。
桜は温度差で咲くそうで、かなり温かくなって「春だなあ」と感じるころに咲きます。
しかし、光で咲く梅はもっと早く、春を先取りしたかのようにすっくと咲いている姿が美しいのです。
梅干しの歴史が古いのと同じように梅も歴史のある花です。
平安のころ、花といえば「梅」だったと聞いたことがあります。
私にとっては梅のような女性が理想的だとも思えます。

そして・・・れんげ草

もう一つ絶対に外せないのがれんげ草です。
私にとっては幼い幸せな頃の象徴でもあります。
母方の実家は兼業農家で田んぼがありました。
四季を通じて田んぼで遊んだものですが、私は特に春のれんげ畑が大好きでした。
れんげ畑にゴロンと寝っ転がって青空を見上げたのは私の一番の思い出です。
今でもれんげ草を見るとあの頃がよみがえります。
今も幸せですが、あの頃は何も知らない幸せがありました。
最近ではれんげ草をなかなか見なくなりました。
私が都会に住むようになって田んぼが周りからなくなっていること、そして何よりれんげ草を植えなくなったのだそうです。
ドライブをしていて見つけるとつい止まって感激しています。
今年もふらりと現れるれんげを楽しみにしています。