車中泊とはどのようなものか、車中泊の心構えなどを今までお話してきました。
今回は実際に車中泊を体験する試みを紹介してみようと思います。
これだけは揃えて
車中泊とは車の中で寝ることです。
ですので、最低限必要なものは車ということになります。
しかし、単純に「寝るだけ」だと車中泊っぽさがないですよね。
少しだけ準備をして快適な車中泊にしましょう。
今回はお試しでの車中泊に必要なものをご紹介します。
シェード・目隠し
外から中が見えないようにするシェード類は絶対に必要です。
その車専用のものも売ってありますが「もしかしたら車中泊を挫折するかもしれない」というようなときは、100円ショップを利用してみましょう。
私は発泡スチロールなどで自作しましたが、けっこう大変でした。
最近は突っ張り棒を利用したカーテンに落ち着いています。
私の車は普通の軽乗用車です。DIYもなかなかできなかったので、先輩方のYouTubeを参考にしてなんとかカーテンを引いています。
前方はサンシェードで、運転席と助手席の窓は磁石でくっつく目隠しを使っています。
後部座席と後ろの窓をカーテンで覆っています。
このカーテンを設置するときに一番気にしたのが、カーテンの種類でした。
いろいろな動画を見るとかわいいお部屋みたいにしている方がたくさんいらっしゃいます。
もう本当に動く部屋、自分好みのインテリアを可能な限り設置してあってうらやましい限りです。
ただ、私の車中泊の目的が道の駅めぐりであり、ほとんど一人で行うため用心するに越したことはないと思いました。
かわいいカーテンは外から見たときにいらない想像を働かせる人がいるかもしれません。
柄なしで暗めの色の派手ではない遮光カーテン。
私がえらんだのは好みよりも安全でした。
この車に乗っているのは男性かもしれないし、ガタイのいいおっさんかもしれない。
車を外から見たときに「女性っぽさ」をできるだけ排除することにしたのです。
もちろんそのあたりの判断はそれぞれにお任せです。
しかし、目隠し類だけは必ず持っていきましょう。
登山の前泊で車中泊した人がシェード類は持たずに中が丸見え状態で寝たようなのですが、人が通るたびに視線が気になって眠れなかったそうです。
人は中が見えると覗くものです。
目隠しはぜひ持っていきましょう。
灯り
目隠しをした車内はとにかく真っ暗。
ランタンでなくてもいいですが、灯りは必要です。
100円ショップにも今ではいろいろな種類のアウトドア用ランタンがあります。
ただ、どうしても100円ショップのランタンは明るさが足りません。またほとんどが電池を使うものではないかと思います。
私は電源は複数あるべきだと思っています。
ですのでアマゾンでUSBからの充電と太陽光電池もついているタイプの安いものを選びました。
ただ、太陽光発電はあまり意味がありませんでした(小さいですからね)
そして、それとは別に電池式の懐中電灯も買いました。
USBから充電できるタイプのものの利点はいろいろな形で充電ができるということです。
モバイルバッテリーをつかってもいいし、走行充電も可能。
現在、私はランタンはUSBタイプのものが3つと乾電池使用のもの1つを車に乗せています。
個人的に電池式のものはいざというときのものにしています。
寝具
車の中をフラットにできるのであれば、寝具は普通のお布団を持ってくるのが一番寝られます。
私の車はフラットにしていないので、座席を倒して疑似フラットにしています。
大きくみれば平なのですが、でこぼこしているのでその隙間をどう埋めるかが課題となります。
クッションや着替えなどをいろいろなところにつめこんでなんとなくフラットにしています。
そこに敷く寝具はやはり時期にもよるでしょう。
車の中は人が住むようにはできていないので、夏は極端に暑く冬は極端に寒くなります。
ですから対策は必要です。
これから始めるという方はこの対策をしなくてもいい季節・・・春か秋に行かれると温度調整が楽になると思います。
寒さや暑さも少し我慢すればいい季節から始めるようにしましょう。
ちなみに私が初めて車中泊をしたのは6月でした。
梅雨でしたが意外と車の中は暑すぎも寒すぎもなく、普通に寝ることができました。
今、ほかの季節はどうしているかというと、夏は扇風機を用意し、冬はシュラフにくるまって寝ています。
寝る場所は平らに、季節に合わせた寝具を使う・・・ほんとは意外とこれが難しいんですけどね。
車中泊は難しくありません
目隠しと灯りと寝具。この三つが揃えばとりあえずは車の中で寝られると思います。
もちろん食事やお風呂、トイレなど対策しなければならいことはたくさんあります。
しかし、グッズをそろえる前に一度行ってみましょう。
私はいろいろ揃えてから始めたので使わないものもたくさん出てきてしまいました。
車中飯などはもう少し先に考えましょう。
ポータブル電源はどうしても必要で歩きがしますが、意外といりません。
何度か旅に出ると必要なものが見えてきます。
少しずつ買いそろえた方がいいと思います。
自分で工夫したり、買うものを選んだりすることも楽しいかと思います。
そしてそれがあなたの経験になり他のことにも役に立つと思います。